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リバースモーゲージ2026.06.13 公開

リバースモーゲージの「相続人の負担」「配偶者の居住」リスクと契約前チェックリスト【シリーズ③】

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リバースモーゲージ解説シリーズの最終回(第3回)です。 第1回・第2回では、基本の仕組みと、長生き・金利・家族トラブル・利用条件のリスクを解説しました。 最終回では、「リコース型」契約で相続人に返済義務が生じるケースと、 配偶者の居住リスク、年齢条件、契約前のチェックリストをまとめます。

6. 「リコース型」の契約では、自宅の売却代金で完済できない場合に相続人が残りを返済することがある

リバースモーゲージには、自宅の売却代金で完済できなかった場合の扱いによって、 大きく「ノンリコース型」(売却代金で完済とみなし、不足分の返済を求めない)と 「リコース型」(不足分について相続人に返済を求める)の2種類があります。 リコース型の契約で、想定より自宅の価値が下がっていた場合、 借入をしていなかったご家族が残債の返済を求められる可能性があります。 どちらの型なのかは、契約前に必ず確認しておきたいポイントです。

7. 契約者が亡くなった後、同居する配偶者が住み続けられなくなる場合がある

多くの商品には「夫婦のどちらかが存命の間は住み続けられる」という配偶者保護の特約がありますが、 この特約が付いていない契約や、配偶者が契約者(連帯債務者)として登録されていない場合、 契約者が亡くなった時点で契約が終了し、同居していた配偶者であっても 自宅の売却・退去を求められることがあります。夫婦で利用を検討する場合は、 この特約があるかどうかを必ず確認しましょう。

8. 利用できる年齢に下限があり、契約時には諸費用がかかる

多くの商品は「55歳以上」「60歳以上」などの年齢条件があり、それより若い世代は利用できません。 また、契約時には事務手数料・登記費用・保証料といった初期費用が必要になる場合があり、 借入できる金額だけでなく、契約にかかる費用も含めて検討する必要があります。

契約する前に確認しておきたい3つのこと

  • 家族との話し合い 自宅をどうしたいか、配偶者や子どもと事前にすり合わせる
  • 金利タイプと将来のシミュレーション 金利が上昇した場合の負担額を複数パターンで確認する
  • 他の選択肢との比較 自治体の「不動産担保型生活資金」制度や、リースバックなど他の方法も比較検討する(リースバックにも注意点があります)

そもそも持ち家を持ち続けること自体にどんなコストやリスクがあるのかについては、「持ち家にもリスクがある?」の記事で整理しています。

まとめ|「便利そう」だけで決めず、専門家に相談を

リバースモーゲージは、条件によっては老後資金を確保する有効な手段になり得ます。 一方で、長生きリスクや金利上昇リスク、ご家族とのトラブルなど、契約前に理解しておくべき点も多くあります。 「今すぐ契約しないと損」といった勧誘を受けた場合は、その場で決めず、 お住まいの自治体の窓口やファイナンシャルプランナー、消費生活センターなど第三者に相談することをおすすめします。

困ったときの相談窓口

契約内容に不安がある、強引な勧誘を受けたという場合は、最寄りの消費生活センターに相談できます。 全国共通の電話番号「188(いやや!)」につながります。

この記事はシリーズ全3回の第3回です

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この記事を書いた人

みのり

元銀行員・FP3級。住宅ローンや高齢者向け金融商品の相談窓口での経験をもとに、 家賃・住宅・相続・保険など「お金のトラブル」をわかりやすく解説しています。

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