リバースモーゲージ解説シリーズの第2回です。 第1回では、基本の仕組みと、長生きするほど金利負担が増えるリスク、 不動産の評価額が見直されるリスクを解説しました。 今回は、「家族とのトラブル」になりやすい理由と、 利用条件・借入額に関する注意点を見ていきます。
3. 自宅を「残したい家族」とのトラブルになりやすい
契約者が亡くなった後、自宅は基本的に売却して返済に充てられます。 「実家を売らずに住み続けたい」というお子さんがいる場合、相続時にトラブルになるケースが少なくありません。 契約する前に、自宅を将来どうしたいのか、ご家族と話し合っておくことが重要です。
4. 利用できる物件・地域に制限がある
マンション(集合住宅)は対象外の金融機関が多く、また都市部の一戸建てに限定されるなど、 利用できる条件が限られています。「自分の家は対象になるのか」を事前に確認する必要があります。
5. 借りられる金額は「自宅の価値」よりかなり少なく、評価も時価より低めになりやすい
リバースモーゲージで借りられる金額は、自宅の評価額の50〜70%程度が一般的な目安です。 さらに、この「評価額」自体が実際の売却価格(時価)よりも控えめに算定されることが多く、 「自宅の価値からすればもっと借りられるはず」と思っていた金額より、実際の融資可能額が少なく感じられることがあります。
この記事はシリーズ全3回の第2回です
- 第1回 仕組みと「長生き・金利」のリスク
- 第2回 「家族トラブル」「利用条件」「借入額」の注意点(この記事)
- 第3回 「相続人の負担」「配偶者の居住」と契約前チェックリスト